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163 アラフォー女性の悩みの一つ「また、年に一度のあれの時期がやってきた!」

こんにちは 梶田りえ(かじたりえ)です。

兵庫県の伊丹市で

パーソナルトレーニング指導を行っています。

この時期になるとお客様から
健康診断の事について
よくお話をします。

「めんどくさいなぁ~」
「嫌だなぁ~!」
「健康診断までに痩せなければ…」

などなど
いろんな感情があるかとは思いますが
健康診断って生活習慣病の予防や
早期発見のためには欠かせませんよね。

お勤めをされている方でしたら
職場で定期的に行ってると思います。

これは、厚生労働省が
定期的に健康診断を受ける事を
安全衛生法という法律に定めています。
つまり、会社は労働者に対して
健康診断を受けさせる義務があるんですね。
逃れられませんね…

お仕事をされていないかたは、
ご自分で行きつけの病院で受けてらっしゃるかと
思います。

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■一般的な健康診断の項目の種類について

一般健康診断の項目は
いろいろな方と話していると
結構、違いがあることに気づきます。

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実は、法律で定められている検査項目は
下の5つの項目しかありません。

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● 問診
(既往症及び業務歴の調査および自覚症状、他覚症状の有無など)
●身長・体重・腹囲・視力・聴力の検査
●血圧測定
●胸部エックス線検査
●尿検査
(尿に含まれている糖分や蛋白の有無を調べる)

ただし35歳以上の年齢になったら
下記の2つの項目が加わります。

●血液検査
(貧血検査、肝機能検査、血中脂質検査など)
●心電図検査
(安静にしている時の心電図で心臓の働きをみる)

これは、40歳以上になると
病気を発症する人数がぐっと増えるため
医療費も増加することから、病気の予防のために
35歳を節目年齢として追加されています。

あれ???
私の苦手なバリウムが
どこにも入ってないじゃない?
と思われた方もいらっしゃるかと思います。

それは・・・

バリウムの検査や婦人科健診
歯科健診などはあくまで追加項目で、
企業や自治体が福利厚生で 行っています。

35歳以上の健康診断であっても
胃カメラやバリウム検査の義務はありません

しかし受診することで、
食道・胃・十二指腸のがん疾患や胃潰瘍
ポリープなどの早期発見に繋がります。

■健康診断で握力測定???

先日、お客様からこんな事を言われました。
「健康診断で握力を図ったら
 左右差が凄くてびっくりしました!
 あれは何のための検査だったのかなぁ…」

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私は初めて健康診断で握力を測定すると聞いて
驚いたんですがあなたはどうでしょうか?

スポーツ庁が実施した
令和2年度体力・運動能力調査報告書によると

35-39歳女性平均 28.49kg
40-44歳女性平均 28.20kg
45-49歳女性平均 28.30kg
50-54歳女性平均 27.86kg
55-59歳女性平均 26.90kg
60-64歳女性平均 26.56kg

なんだそうです。
いろいろ調べてみると分かったことは
握力検査を行うと、心筋梗塞や脳卒中の
発症リスクを簡単に判定できる可能性がある
という研究結果を、カナダのマクマスター大学の
研究チームが発表したそうです。

今回の研究では収縮期血圧(最高血圧)よりも
握力の方が、早死に関する有意な予測因子である
可能性が示唆された。
ただし、糖尿病、呼吸器系疾患、転倒による
外傷または骨折などと握力との関連性は
認められなかったという。
(参照:日本医療・健康情報研究所創新社 )

握力の低下は、体全体の体力の低下と関連しています。

日本の厚生労働省の研究班が
福岡県久山町に住む40代以上の住民を
約20年間にわたる追跡調査した研究でも、
同様の結果が示されているそうです。
なんと!
握力がもっとも強いグループは、
もっとも弱いグループに比べて、
死亡リスクが最も弱い組よりも
約4割も低下するという結果になったそうです。
驚きですよね。

私たちの筋量は、
40歳前後から徐々に減少していきますが、
握力の測定結果が男性25 kg未満
女性20kg未満である場合
全身の筋力の低下の評価方法として
利用されています。

握力の測定値は、
手と腕の瞬間的に発揮できる筋力を表すだけではなく
全身の筋力状態を知る指標になります。
握力の低下が、最近ではいろんなことに
関係することがわかってきました。
たとえば、タオルが絞れなくなったり
ペットボトルの蓋が開けることが出来なるなど
日常生活に影響します。

最近の研究では、握力の著しい低下が認められた人は
握力の低下のない人と比べ1.51倍も
認知症になりやすいとしています。

最近、耳にするようになった
「サルコペニア」
これは、高齢期にみられる
骨格筋量の減少と筋力もしくは
身体機能(歩行速度など)の低下
をした状態での事で
世界保険機構(WHO)では
2016年に正式に国際的に治療が必要な疾患
とされています。

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では、どうすればこのサルコペニアを
予防できるのかというと、
運動と栄養が重要な要素になります。
いずれも継続しなければ予防する事は出来ません。
つまり、運動や良い食事の習慣を
あなたの生活の一部として、
習慣化させることが重要になります。
元気な今のうちから、
ぜひ取り組みやすい事から
始めていきましょう!

まずは簡単にできる運動の一例を紹介します。

これは柔軟性を高め
なおかつ低下した筋力の向上にも
役立つだけでなく足痩せにもおすすめです。
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やり方の詳しい説明はこちらをクリック
  ソース画像を表示ソース画像を表示ソース画像を表示
116 一つの動きで全身に効果があるストレッチを紹介します。

 

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